やよい軒で、冷汁と鶏天の定食を食べました。冷汁を食べた事がない僕にとっては、ちょっとした冒険のメニューです。2019年8月に食べています。
やよい軒の「冷汁と鶏天の定食」を注文
冷汁と鶏天の定食です。冷汁は「ひやじる」と呼びます。地域によっては「ひやしる」と言うみたいですが、やよい軒的には「ひやじる」の様です(「美味しいお召し上がり方」の紙にふりがなが振ってあります)。山形県、埼玉県、宮崎県などの郷土料理らしいです。
冷汁は好き嫌いのあるメニューで、「まずい」とまで言う人もいます。氷が入るほど冷たいので、合わない人がいるのも分かります。正直に言うと、僕も「美味しくなさそう」という先入観を持っていました。なので冒険したメニュー選択です。
ご飯です。最近盛りが少なくなった気がする。おかわりできるから関係ないですが。前に「おかわりしない人にとって“おかわり無料”が前提の料金は不公平」とおかわり有料になりかけたことがありましたよね。多くの人がおかわりするように、最初の盛りを少なくしたのかも?と妄想したり。むしろ「ご飯バー」みたいな感じで、最初の一杯目から盛らせればいい気がする。
アジです。ちょっと小さい気もしますが、食べ終わってみれば十分な量でした。鶏天もありますしね。
鶏天。これダークホースです。めちゃんこうまい。
これが冷汁。なんと氷が入ってます。まず軽く飲んでみましたが、冷たいみそ汁ですね。みそ汁です。
「冷汁と鶏天の美味しい召し上がり方」を書いた紙が一緒に提供されます。これをよく読んで食べましょう。最初「う!ややこしそう」と思いましたが、そんなにいろいろ書いてあるわけではありませんし、好きに食べても大丈夫です。
冷汁と鶏天の定食を食べる
まずは鶏天から。
多分胸肉だと思いますが、柔らかい食感。さっぱりして美味しいです。ご飯がススムくん。皿に添えられたからしがよく合います。
添えられた野菜と一緒に食べると、豚しゃぶサラダみたいに「おかずになるサラダ」に変身します。超優秀。鶏天だけのメニューがあっても良さそう。
アジです。
冷汁に入れて食べるんですが、普通に食べても美味しいです。
初めての「冷汁」
鶏天、アジ、と食べて、ついに冷汁に辿り着きました。ご飯を入れず、普通に飲むと「冷たいみそ汁」です。
「冷汁と鶏天の美味しい召し上がり方」です。
冷汁の食べ方としては要するに、「冷汁にごはんとアジを入れて食べる」ということみたいですね。
冷汁にご飯を入れました。どんな仕上がりになるんだろう、とドキドキ。
「美味しい召し上がり方」にある通り、アジも入れました。
アジ、豆腐、キュウリ、ご飯、とすべての具材をすくって食べてみました。
う、うまい。
これはうまいです。間違いない味。知ったかのように「間違いない味」と言ったのは、冷汁が「みそ汁」だからです。めちゃくちゃざっくり言うと、冷たいねこまんまです。そこにアジが入ったりしているわけで、そりゃうまい。
ただし「冷たいねこまんま」というのは、やはりちょっとざっくりしすぎで、入口はそう見えても、実はもっと奥深いものなのだと思います。実際にその地域に行って「冷汁の名店」みたいなところでも食べてみたいですね。
もっとごはんをたくさん入れてみました。するとこのように。うまいです。
「氷はジャマになるんじゃない?」と思っていたのですが、ご飯を入れたら溶けたので、氷が口の中に入ってくることはなかったです。
そもそも「冷たい意味」は、夏の食欲がない時期にサラサラ食べられるように、ということだと思います。確かにサラサラ、パクパク食べられます。「食欲がなくなる」とは無縁の僕ですが、
ということで冷汁、美味しかったです。また食べたいですね。